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板橋な人
山芳製菓 山崎光博さん
わさビーフの誕生、そしてお菓子への情熱
ポテトチップスの「わさビーフ」。
誰もが、一度は、口にした事のあるお菓子です。
そんな、大ヒット商品を作り出した、
山芳製菓の代表の、山崎光博さんに、お話をお伺いしました。
山崎光博さん
山崎光博さん



一日一個のプリンを食べていたので、

---ポテトチップスを手がけられる以前の山芳さんは、どのようなメーカーだったのでしょう?
昭和28年に、私の父が群馬県の磯部で創業しました。
磯部は、温泉地で有名で、温泉なんだけれども温度の低い、鉱泉水が出るところでもあったんです。
その鉱泉水と小麦粉と砂糖を混ぜて、まっ黄色の「鉱泉煎餅」というものを作ったんですね。
卵を一切使っていないのに、卵をふんだんに使っているようなお煎餅が出来、
非常に売れ、利益となり、それが山芳製菓の基礎となったんです。現在は、食品衛生法の関係で、鉱泉煎餅は作っておりません。

---ポテトチップスの事業に乗り出されたのは、いつからなのでしょう?
昭和30年代に施行された食品衛生法の関係で、鉱泉煎餅が作れなくなり、
その他の焼き菓子などを売っていました。
昭和42年に、下板橋に工場があったのですが、そこが焼失してしまったんですね。
そこで、埼玉県の杉戸に工場を作ったのですが、私の父が、同業者から、
何か、油を使ったお菓子がいいんじゃないの?という、アドバイスを受けたんです。
それが丁度昭和40年代で、ポテトチップが、流行し出した時期でもあり、諸々の影響で、ポテトチップスを作り始めました。

プリンにしても、オケピにしても、運営者の人柄を出そうと、強く思っています。


---山芳さんと言うと、「わさビーフ」なのですが、 その誕生のきっかけとはなんだったのでしょうか?

当社の皆で考え合って、作り出されたものなのですが、
考え方としては、ローストビーフの考え方なんですよ。
ローストビーフには、添え物で、ホースラディッシュを付けますよね?
ステーキと、美味しいステーキソースと、ホースラディッシュ。
その味のコントラストやメリハリに非常に興味を持ち、開発したものなんです。

---山芳製菓の製品の特徴とは、言葉で表すと何でしょうか?
私が戦略的に考えているものを言いますと、
近頃はよく、安心・安全と言いますが、
安心に食べられて安全なのは、当たり前だと思うんです。
健康志向に走っている情勢ですが、当社は、健康志向には走っていないんです。
美味しさに走っているんです。
味の深みや、濃さなど、美味しさで、当社は特徴付けています。

わさビーフ---山芳製菓さんの強みとは、何でしょうか?
当社では、年間で5000人からの、嗜好調査をしているんですね。
消費者の方の所に直接出向きまして、
当社の試作品を味わってもらったり、デザインを見てもらったりして、
意見を聴いて来ています。それが、強みと言ったら、強みですね。

---ポテトチップスを作る中で、大変な事、面白い事などはありますか?そういう事は、日常茶飯事で、いっぱいありますね。(笑)
大変な事を述べますと、基本的に添加物は使っていないのですが、
法律の改正などで、 油などに混じっている添加物が使えなくなったりする事が、非常に怖いですね。
あとは、BSE(狂牛病)の問題ですよね。
「わさビーフ」は、ビーフを使っていますので、危険部位を使っていないかどうか。
などが非常に大変でしたが、それよりも、
「わさビーフが大好き!」ですとか、「こういう商品を作ってくれてありがとう!」でしたり。
お客さんからの意見を、すごく沢山もらえるんですね。
今は募集をやめているのですが、「わさビーフファンクラブ」というものまであるんです。
それぐらい好きな方が、たくさんいてくださるという事がとても嬉しいですし、
励ましのメールや手紙や電話をたくさんいただけている事が、本当に嬉しい事ですよね。

---「わさビーフ」を作る中で、何か特別な技術などは使われているのでしょうか?
わさビーフのポイントは、上掛けの調味料ですね。
それには、もう、色々なノウハウがぎっしりと入っているんです。
そして、「わさビーフ」の味も、ほんの少しづつですが、
時代の変化に合わせて変えて行っているんですよ。

TKTSと言う、半額ショップがあるのですが、TKTSと言う、半額ショップがあるのですが、


本社の看板---板橋を本拠地にされて、板橋の印象等は、いかがですか?
人々の雰囲気もとても良いし、
街としての雰囲気も、悪くないと思いますね。
しかし、東京外部から見たら、どうかわかりませんが、
東京都内から見たら、
それほど抜群に良いイメージは無いのではないでしょうか??
ふるさとと言うには都会ですし、都会と言うには田舎ですし、
中途半端かもしれませんね。(笑)
東京都内の板橋に住んで、板橋の事を誇りに思えるようなものを、 もっと作っていければいいのにな。と、思っています。
そういうところから、地域って、良くなって行くと思うんです。
医療の街というものも良いと思いますし、
板橋全体を公園にして、その公園の中に街がある。
等々、グランドデザインを持って、
わが町、わが区に誇りを持てるようにするとますますいいですよね。 少し生活が良くなったら、大田区に行ってしまったり、
文京区に行ってしまったりでは、 あまりにも寂しいですよね。

---山芳製菓さんの今後の展望などがありましたらお願いします。
私どもは、素材にこだわって行きたいと思っているんです。
じゃがいもにしても、国内産100パーセントのものを使っています。
また、おからや、大根の葉といった、あまり使われていないものを、
再利用して製品を作って行く等々、色々としたいですね!

わしゃビーフ---最後に、区民の方や、ファンの方にメッセージをお願い致します。
まず何よりも、いつも買っていただいて、
ご愛顧してくださって、ありがとうございます。
どこに行ったら買えるのですか?と、よく聞かれるのですが、
小売店さんにお願いしても、商品を置いてもらえるかどうかは、わからないところなんですね。
あえて、影響を与える人がいるとしたならば、
それは消費者の方なんです。
消費者の方が、もっともっと欲しいと言ってくだされば、
山芳製品を目にする機会も、
もっともっと増えると思いますので、今後もよろしくお願い致します!

---ありがとうございました!

プロフィール

山芳製菓
代表取締役社長
山崎 光博さん

社名 山芳製菓株式会社
本社 東京都板橋区常盤台1-52-3号
創立 昭和28年9月1日

事業所 本社
〒174-0071 
東京都板橋区常盤台1-52-3号
電話 03(5994)3311(大代表)
FAX 03(3969)3669
お問合せ info@8044.jp
URL   http://www.8044.jp/


「わさビーフ」は、
全国各地のスーパー・コンビニで発売されていますが、
取り扱っていない店舗もございます。
確実に手に入れられたかったり、
その他の商品に興味を持たれたら、
ホームページ上で、通信販売もされています。


 



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