大山地域への愛着があり、地域を盛り上げることが出来たらいいなと思っていたんです。
○大山オリジナルのウィスキーを作ろうと思ったきっかけからお話ください。
鈴木さん)私の想いのなかで以前から考えていた事なんです。その想いを大山近隣のバーのオーナーさんなどに話をしたところ、「それいいんじゃないの」という方が多かったんです。
それでさっそく島村さんに相談したんです。
私は板橋(大山のはずれの方)に住んでいますし、学生時代から大山にはお世話になっていたんです。大山地域への愛着があり、地域を盛り上げることが出来たらいいなと思っていたんです。
そういう話を島村さんにしたところ、島村さんも代々生まれも育ちも板橋ということで、大いに賛同していただいて、とんとん拍子に話が進みました。
去年の6月ごろから打合せを重ねて、今年の3月に出来上がりました。
ラベルも私達が考案して作りました。
○スコッチモルト販売さんは、いたばしらいふの隣のビルにありますよね。
島村さん)えっ!そうなんですか?じゃあ、何度かすれ違ったりしていますね。(笑い)
○大山ウィスキーの特徴はどんなところですか?
島村さん)スコッチウィスキーのシングルモルトという種類です。度数は40度あります。
シングルモルトは最近だんだんと認知されてきていて、ウィスキーの需要は減ってきているのですが、シングルモルトの売上は毎年伸びてきているんですよ。
焼酎や日本酒などもそうですが、個性的なお酒が好まれる時代になってきていますね。
ウィスキーは大きく分けて、ブレンドされているウィスキーと、そうでないウィスキーがあります。
スコットランドには、シングルモルトウィスキーの蒸留所が約100ほどあり、それぞれに個性(特徴)があります。
ブレンドウィスキーは、それらのウィスキーをブレンドして、万人受けするような味に仕上げています。カティーサークやオールドパーなどがそうです。
大山ウィスキーは、スペーサイドという地域のモルトウィスキーです。
香りが華やかで、フルーティーな味わいが特徴で、エレガントな趣のウィスキーです。
とても飲みやすいですよ。
同じ蒸留所で作られるウィスキーでも、熟成される一樽一樽で味が違うんです。ワインににていますよね。
その一樽を仕入れてボトリングしています。
次に仕入れる樽は、弱冠味が変わるかもしれませんね。
鈴木さん)モルトには、癖の強いものが結構多いんです。
女性でも飲みやすいというものを探して、たどり着いたのがこれです。
大山ウィスキーがきっかけになって、交流の輪が広がっていくとうれしいですね。
○ お客様の反応はいかがですか?
鈴木さん)お客様の目の着きやすいところに置いていると、必ず「これ、何?」と聞かれます。
説明すると、殆んどのお客様が飲みますね。
反応は、香りがいいし、飲みやすいねということばを頂きます。
女性のお客様にも好評です。
○ これからの夢や目標などお聞かせ下さい
鈴木さん)ウィスキー離れといいますか、ハードリカーに接する機会が減ってきていますよね。
特に、若い人たちには、強い度数のお酒はあまり好まれないようです。
上下の付き合い方をあまりしてきていないのでしょうか?バーも知らなければ飲み方も知らない世代が増えていますよね。
島村さん)この商品を通して、人と人との触れ合いや交流がありますよね。
大山ウィスキーがきっかけになって、交流の輪が広がっていくとうれしいですね。
鈴木さん)マップを見て、店を廻っている方もいらっしゃいますし、店とお客さま、お客さま同士の繋がりが出来てきています。
私の出身は板橋ではないのですが、板橋に骨を埋めたいなと思っています。子どもは板橋生まれの板橋育ちですし、子どもが大人になっても残っているようなウィスキーに育ってくれればいいな、と思っています。
○今どれぐらいのお店に置いているのでしょうか?
鈴木さん)大山地域に7店舗、池袋に2店舗ですが、色々な店にも置いて頂きたいと思います。
酒屋さんにも置いてもらいたいですし、普段は池袋Oasisに勤務していますので、なかなか難しいですが、少しずつ営業をしています。これからですね。
拡販するには、ネーミングが“大山ウィスキー”なので、地域が限定されてしまうところが多少ネックになりそうです。
○最後にいたばし区民の方へ一言お願いします
鈴木さん)板橋区大山周辺の数件のバー・板橋のウイスキーインポーター(スコッチモルト販売)がプロデュースした大山オリジナルウィスキー。
中身は滑らかな味わいのスコッチモルトウイスキー、ぜひお試しください。 |