---開店までの経緯とは、どのようなものだったのでしょう?
構想は、去年から考えていました。
板橋区の空き店舗対策の一環でもあるんです。
板橋と交流している市区町村と、アンテナショップの当店を通じて、人の交流・物の交流・情報の交流という事を目的に提携して来たんです。
色々な、板橋と提携している市区町村と掛け合って来た中で、最終的に九つの市区町村と提携を結ぶ事が決まりました。
私どもも、現地まで視察に行き、どんなものが交流できるのか、どんなものが商品として、流通出来るのか。
という事を、研究して来たんです。
九の市町村から毎月会費として4万円をいただき、板橋区の方から、家賃補助をいただき、後は、売り上げの中から、人件費を捻出しています。
---その研究というものには、どのくらいの年月を費やされたのですか?
去年の九月からですから、まるまる一年を費やしました。
どういうものなら、皆さんが、喜んでもらえるのか、と。
また、商店街の目的としては、話題性のあるものを作って、来る人を増やそう、成功例を増やそうという目的もあります。
地方の目的と、商店街の目的が合体したという感じですね。
---開店されるに当たって、色々なご苦労もあったかと思うのですが。
各地に視察に行ったのですが、品揃えの問題・運送と配送の問題・店に携わる人の問題。
色々な問題を解決して行って、先月の14日に開店する事が出来ました。
---お店のディスプレイで、気を使われている点は、どのようなところでしょうか?
店頭に、今朝採れたばかりの野菜を置き、見てもらい、お客さんに、新鮮なものを買ってもらうという点ですね。
その後、店内に入り、地方の物産をみてもらい、そして、一番奥のいろりで、休んでもらう。
というコンセプトがあります。
奥に行けば行くほど、休まる仕掛けになっているんです。
地方の観光のパンフレットも置いてありますし、トイレもありますし。
奥は、お休み処ですね。笑
これから、奥にあるいろりで、色々なものを煮炊きして、お客さんに食べていただくという案もあるんです。
---とても豊富な商品量ですよね。
約600アイテムあります。
その中でも、売れ筋が大体決まって来るんですね。
例えば、山形県最上町の「フルーツトマト」。これが一番売れます。
糖度が8パーセント以上のトマトで、限定で40パックのものが、3日か4日に一度入って来るのを、お客さんが待たれているという状態です。
それから、産地で作った、本当に美味しい大根の漬物。
これが、とても売れますね。
---陳列するまでに、苦労なさった商品というのはありますか?
それは、賞味期限の短いものですね。
牛乳でしたり、一部の加工品でしたり。
中には、着いたあくる日に賞味期限というものがございます。笑
---どのようなお客さんが多いのでしょうか?
80パーセントは女性客です。
地元の方が多いのですが、初めて大山に来て、初めてこの店に立ち寄った。
というお客様も多くて、良い事だなあ。と、思いますね。
---実際に買われるお客様からの評判はいかがですか?
評判はとても良いものをいただいております。
まず、新鮮なものが多い。という事と、産地から来たものを直接売っていますので、生産者の顔が見えるんですね。
どんな問い合わせも、当店が承っております。
「どこか、良い旅館ない?」「どこか良い遊び場ない?」
というご質問にも、お答えしています。
---お客様からの言っていただいて嬉しかった言葉は、どのようなものでしょうか?
やはり、スーパーに無い独特の品揃えが、一味違うと、喜んでいただけていますね。
後は、板橋で採れる野菜などもそうですね。
その日の朝に採れて、お昼にはもう、店頭に並んでいますので。
---今後の、「とれたて村」さんの展望などがありましたらお願いします。
もうちょっと、取り扱い市町村の数を増やしたいというのがありますね。
もうちょっと、広い範囲で紹介し、交流したい。
それが、夢ですね。
---最後に何かメッセージをお願いします!
是非、「とれたて村」に一度来てください!
---ありがとうございました!
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