---茶の間さんをオープンしようとするきっかけは何だったのでしょう?
東京家政大学ヒューマンライフ支援センターで、
昨年6月から「企画の教室 グリーン」というワークショップをおこないました。
これは、広く環境について参加型で学び、
学んだ成果をもとに地域で何かを企画して行動していこう!というものです。
そこで、食と環境に配慮したレストランのようなものを作ろうということになりました。
はじめは2、3日のイベント型でやろうということだったんですが、
板橋区の産業振興課から商店街活性化事業として助成金の制度があることを知り、
大学の地域連携事業としてはじめることになりました。
学生たちと区内の商店街をいくつも回り、大学からも比較的近く、
雰囲気が良かったので、この遊座大山商店街に構えることに決めました。
---茶の間さんのPRポイントとはなんでしょうか?
東京家政大学は、食に関わる栄養学科だけでなく、
家政学部には児童学科・保育科や造形表現学科・環境情報学科・服飾美術学科、
文学部には英語英文学科や心理教育学科などがあり、
人の暮らしに関わる学問がそろっています。
家政大学のこうした“強み”を活かせる場であり、
同時に学生たちの体験学習の場として、この「茶の間」があると思います。
---お店の雰囲気として、意図したものはあるのでしょうか?
壁にかかっている絵画作品、ロゴ・デザイン、
インテリアなど造形表現学科の学生たちを中心にしたボランティアの手によるものです。
エプロンは、お店のイメージに合わせて、
服飾美術学科の学生たちがボランティアで作ってくれました。
テーブルの天板も1枚板を裁断し、何人もで色塗りしました。
塗りムラがあったりするのですが、手作りのあたたかい雰囲気になったと思っております。(笑)
---茶の間さんの一押しのメニューは何でしょうか?
全てのメニューが、気持ちが入っておりますので、一押しですね!
栄養学科の学生が、ご飯をメインに栄養も考えて献立を作り、
野菜もなるべく地元のものを取り入れて作っています。
おにぎりに入っているおかかなどは、ダシを取ったものを無駄なく使うよう努力しています。
---ちなみに、茶の間さんのネーミングの由来は、どこから来たのでしょう?
地域の中の、居間。ひいては居場所をイメージして、「茶の間」とネーミングしました。
何かしら、人が集まれるような場所にしたいと思っています。
9月の末にOPENしたばかりですので、
まだ、やりたい事の四分の一もできていないんですね。
もうそろそろ、子育てママのための「赤ちゃんカフェ」というものをやろうと思っています。
子育てママさんにとって、なかなかゆっくりくつろいでお茶したり、
友だちとおしゃべりを楽しんだりするお店が見つからないんですね。
バギーを置くところが無かったり、授乳するスペースがなかったり。
近くに、児童館や子育て支援センターがあったりしますので、
その帰りにちょっと寄ってもらって色々話をしてもらう場、
お母さん方にも気軽に来てもらえる場所にしたいですね。
---どのようなお客さんが多いのでしょうか?
20代から70代の女性の方が、大半ですね。
OLの方をはじめ、主婦の方も、とても多く見えられますね!
---言っていただいて、嬉しかった言葉などはありますか?
やはり、「美味しかったよ。」と言ってもらえると、とても嬉しいですね!
何回か来て下さったお客様に、「いつも来ていただいてありがとうございます。」
と、言いましたら、「新聞見ましたよ。皆さん頑張っているし、
とても雰囲気が良かったから、また来ます。」と、
言っていただけたんですね。それは、本当に嬉しかったです。
---今後の夢や目標などがありましたらお願いします。
まだ出来ていない部分が沢山ありますので、
もっともっと大学の強みを活かした、継続的な地域連携事業ができたらなと思います。
地域の中で学生たちのいろいろな特徴を活かせた活動、
商店街が活性化する仕組みを作っていきたいと思っています。
---板橋区民の方に、メッセージをお願いします!
まだまだ至らないところは沢山あるのですが、
学生の成長を見守っていただけたらと思っています。
地域やお客さんと一緒に時を経て、良い店に作りあげていきたいです。
あたたかい居場所として、気軽に立ち寄っていただけたら幸いです!
---ありがとうございます! |