障がいを持っている人が社会に出て働くことは、まだまだ難しいんです。
○まず、開店の経緯からお話下さい。
障がい者の方が働く場として大谷口の家がありますが、働きたいという方が増えていったときに大谷口だけでは足りないんですね。
実際に、もっと働ける場所がほしいという要望が沢山あるんです。
大谷口の家はちょっと駅からは遠いですけど、主に東上線方面の方が通える拠点として、三田線沿線にもということで、この場所に小豆沢の家を作ることにしました。
今、ここで働いているのはみなさん高島平方面から通勤しているんですよ。
○みなさん電車に乗って通っているのですか?
そうですよ。毎朝三田線に乗って通勤してきます。
古屋さんは、いままで大谷口に通勤していたんですよ。
○頑張っているんですね。
障がいを持っている人が社会に出て働くことは、まだまだ難しいんです。
殆んどの人が、勤めたとしてもいろいろな問題で長続きしないで辞めてしまうんですよ。
それで辞めて家に引きこもってしまうんです。
そんな子らもこちらで活き活きと働いています。もっと働ける場があるといいんですけどね。
少しづつ気長に取り組んで行きたいと思っています。
○大谷口は工場という感じでしたが、こちらは店舗ですね。
商品はどのようなものを扱っていますか?
とうふ、油揚げ、豆腐プリン、おからかりんとう、豆乳、こんにゃくなど、80数種類の商品を用意しています。
とうふは10種類ほど。おからかりんとうは10数種類あります。
味噌油揚げや辛味噌油揚げは絶品ですよ!!(笑い)
赤塚産のネギを使ったかりんとうは人気があります。
プリンは、こちらの小豆沢で作っています。
設備は整っているので、おれからは惣菜も作っていこうと考えています。
接客も障がいをもった人たちが店の運営を行うので、言葉遣いや接客態度、計算など難しいのですが、皆さん制服のエプロンをつけると、キリッと引き締まって、一所懸命頑張っていますよ。
○大谷口ではリヤカーで引き売りもしていますが、こちらでも行うのですか?
今はバタバタとして余裕がありませんが、近いうちに始めたいと思っています。リヤカーは準備しているんですよ。
配達も同じように行う予定です。とうふ一丁から配達します。
初めての試みなので、試行錯誤の連続だと思いますが、少しづつ気長に取り組んで行きたいと思っています。
広場的な感じで使っていければいいなと思っています。
○店の中にカウンターが儲けられていますが?
買い物ついでにお茶でも飲んで休んで頂いたり、働いている方との交流の場などに使えればと思って作ったんです。広場的な感じで使っていければいいなと思っています。
○将来の夢や目標をお聞かせ下さい
多くのお客さんに来て頂いて、美味しいとうふを食べてもらいたいのと同時に、早く地域に馴染んだお店になりたいと思っています。
将来的には、もっと店が増えていけばいいなと思っているのですが、今は職員の数が少ないのでここで手一杯ですね。
○最後に恒例の板橋区民の方にひとことお願いします
小豆沢の家は、オープンして間もないですが、豆腐の種類も多いですし、美味しいので、ぜひ一度寄って見て下さい。
○ありがとうございました。
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