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HOME >> バックナンバー >> [特集] 板橋の夏といえば、いたばし花火大会
板橋の夏といえば、いたばし花火大会
板橋の夏の風物詩の一大イベント、いたばし花火大会!
人気の墨田川、実力の板橋と言われるほど有名ないたばし花火大会を特集します。
知られざる一面も紹介しますよ〜。

産業経済部 くらしと観光課 寺西幸雄さん にお話をお伺いしました。


---なぜ、板橋の地で花火大会が行われるようになったのでしょうか?

昭和26年に埼玉県の戸田町(当時)と板橋区の、荒川の境界線を、
確定したのをきっかけに行われたんです。
それまでは、戸田市と板橋区の境界線が、荒川を挟んで入り組んでいたんですね。
今から50年以上前のことなので、なぜ花火なのかはわからないところなんですが、
日本人のお祭り好きな面が大きいと思うので、花火大会が始まったのだと思います。
開催当初から、大賑わいの花火大会で、あまりの混雑ぶりから道路事情が悪化し、
8年間中断した事もあるんですよ。
最近では、「伝統の隅田川花火大会」に対し「実力のいたばし花火大会」として、
マスコミ等でも注目を集めているんです。

---花火大会は、毎回大混雑ですよね。運営で工夫されていることなどはあるのでしょうか?
一番は、警備ですね。近年、花火大会での事件や事故も目立つようになり、雑踏警備については、非常に厳しい対応が求められていますね。
人的配置、会場の事前の準備や、どう人の流れを作るのか等々、一年中、花火大会に向けて対策が練られています。
去年は、警察と消防の方や区の職員、委託している方を含めて、2643人の人々に従事していただきした。

---印象に残る出来事などがございましたらお願いします。
去年は大変な暑さだったので、河川敷の植え込みの中に、蜂が巣を作っていたんですね。
それで被害にあわれた方がいらっしゃいました。
そのため、今年は、事前に蜂の巣を取ったり、殺虫剤をまいたりします。
せっかく楽しみに来られたのに、被害にあわれては、運営側としても、
心を痛めますからね。
区の一大イベントですから、ご縁のある自治体の方をお呼びしたりもしております。
有料指定席については1万9000席確保し、場所取りがいらなく、
座席も指定されているので、安心して楽しんでいただけると思います。

---5000発の花火を打ち上げるには、様々な方のご協力があると思うのですが。
100社ほどのスポンサー様に、協賛していただいております。
昨年の実績では、協賛金・区からの支出・指定席の売上金・都からの補助など、
計5500万円が、花火大会に使われました。
今年も、5100発の花火が、夜空に打ち上がる予定です。

---会場はどのくらいの広さで、そして、花火って、どこで打ち上げているのでしょうか?
戸田橋上流から、1800メートルの区間が板橋側の花火大会の会場です。
そして、どこで花火を打ち上げているかといいますと、
1800メートルの会場中央の荒川に、台船を浮かべ、第一打ち上げ場として
大きな花火を打ち上げ、手前の河川敷を第二打ち上げ場として、
スターマイン(花火の種類)や小型の花火を打上げているんです。
そして、さらに手前の観客側には、
おなじみのナイアガラの滝(500メートル)がラストに備えて待機している。
という配置ですね。

---鑑賞者数はどのくらいなのでしょうか?
会場内には、約15万人程度を収容し、会場外の河川敷の方々を含めると、
合わせて、約20万人が鑑賞されていますね。
板橋区全体ですと、ビルやマンションなどもあわせて約52万人。
数的に言うと、板橋区民全体がみているという事になります。(笑)

---チケット販売は、どのような仕組みになっているのでしょうか?
区内先行発売というものがあり、その後に、一般発売があります。
去年は、大会の2週間前に、売り切れてしまいました。
区内先行発売は、本当に人気があり、
区役所での先行発売では、今年はかなり早朝から並ばれた方もいらっしゃいました。

---様々な花火が打ち上げられますが、名称などは決まっているのでしょうか?
スターマインという、ディズニーランドなどで打ち上げられているものが有名で、一番数多く打ち上げられますね。柳のような花火には、「芯入錦大柳」や「和火大柳」など、
菊型や牡丹型にも名前がありますが、それぞれ、作った花火師によって、名前がまちまちなんです。
ただ、今年は、板橋観光協会設立30周年ということもあり、
「30」と言う文字が空中に現れる、オリジナルの打ち上げ花火に始まり、
後半の出だしにも今回特注の「夏色夢花壇」という、
パステルスターマインを打ち上げます!
花火の区分として、号という単位で花火の玉の大きさを表します。
7号玉は、直径が21センチで、高さ220メートルまで上がり、半径約110メートルの大きさにまで花が開きます。
10号玉と言うのは一尺玉とも呼ばれ、高さ330メートルまで打ち上がり、
半径約160メートルの花が開くんです。7号、10号の花火ともなると、見ていて爽快ですね!

---その花火とは、どこで作られているのでしょうか?
板橋の花火は、東京都あきる野市にある、細谷エンタープライズさんに、一括してお願いしております。そこの工場以外にも、山梨や新潟の工場でも作られております。
花火大会の当日の早朝に、各工場から花火が運ばれ、
早朝から打ち上げ場に職人さんたちが、夜中の本番に向けて準備しているんです。
総勢28人の職人さんたちが、船上から、地上から、花火を打ち上げて下さるんです。

---最後に、区民の方に一言メッセージをお願いします。
今年は観光協会設立30周年と言う事で、盛大な花火大会にしたいと考えております!
さらに、今までの経験の蓄積を元に、有料指定席の拡大もしましたので、
安全・安心な花火大会にしたいというのが、一番の願いです!
その中で、皆さんに喜んでいただいて、板橋の良さを実感していただいたり、
区外の方には、板橋もなかなかやるじゃないかと感じていただけたら、
最高ですね!
主催者としては、事故が無いように最大限の努力をしてまいります。

---ありがとうございました!

花火ギャラリー
広報公聴課 報道グループより写真をご提供いただきました。
美しい写真の数々をどうぞ。
ナイアガラ
迫力のナイアガラ。全長500mもあります。

花火大会を遠めにのんびりと観る穴場


陸橋 ●西台中央通 五小入り口信号近くの陸橋

陸橋地元でも、知る人ぞ知る穴場です。
この近辺は高台なので、
この付近から、花火が良く見えるスポットが点在していますよ〜!


紅梅公園 ●紅梅公園

高島平の坂の上。ばっちり見えます。
近所で見たいという方にはうってつけの場所ですね。



今回の特集、いかがでしたでしょうか?
舞台裏の活躍のお話から、フォトギャラリー、隠れた見所と案とめてみました。
花火の色も色々あるように、 花火の楽しみ方も、十人十色!

皆さんも、皆さんなりの楽しみ方で、 花火大会を満喫して下さいね〜!





【名称】
第48回いたばし花火大会

【主催】
板橋区・板橋区観光協会

【日時】
平成18年8月5日(土)19:00〜20:45
  
小雨決行
荒天のため実施できないときは翌6日(日)に順延
両日とも実施できない場合は開催中止
天候により実施の可否が不明確な場合、当日の10時に決定・発表
当日の10時以降、天候の急変等により実施できなくなった場合、
翌日への順延はしない。

【会場】
荒川戸田橋上流板橋川河川敷
(対岸の戸田市側でも同時開催)

【交通】
都営三田線「高島平」「西台」「蓮根」
JR埼京線「浮間舟渡」
いずれも徒歩約30分


【注意】
車での来場は不可(駐車場なし)
17時〜22時頃まで道路は交通規制

【オフィシャルサイト】
http://itabashihanabi.jp

【参考サイト】
花火に関する事ならこちら!
細谷エンタープライズ
http://www.hosoya-hanabi.co.jp/

【写真コンテストも開催されます】
審査員長にあのリリー・フランキー氏を迎え、氏独自の視点でも選考、コメントが今から楽しみ。

豪華プレゼントも企画中ですので
今後の情報にご注目ください。