---教育科学館がなぜ出来たのかを、まず、教えていただけますか?
「子ども達のための施設を作りたい」と、地域の方々から意見をいただき、
地元の方々、学校関係者の方々、商店街の方々が協力し合い、
区が主導のもと、昭和63年に開設致しました。
お蔭様で、今年で設立19年目を迎えます。
---科学館さんは、いつも魅力的なイベントを打ち出されていますが、どのようにして、
企画が立ち上がるのでしょう?
科学館に、科学指導員という、科学の専門職の職員がいるのですが、
その方達が、科学教室や創作教室などの担当を持っていまして、
「こういう企画が面白いと思うから、是非、子ども達に体験してもらいたい!」
という志や動機を持って、プランを練り、立ち上げて行くんです。
科学指導員は、毎年採用面接を行っております。
---科学館さんの目玉として、プラネタリウムがあると思うのですが、
簡単な解説をしていただけますか?
都心では、光害や空気汚染などで、きれいな星空が見えないのですが、
当館に来て頂ければ、満天の星空をご覧になれます。
設立当初からあるものなんですよ。
機械のディテールは、少し難しく、マニアック過ぎますので、省かせて頂きますが、
ドームの直径が18メートルもあり、都内有数の大きさなんです。
設立18年ともなると、投影する時に、
どうしても染みなどが出来てしまうものなのですが、
これまで、職員一同で大切に扱って来ましたので、投影しても、
一切、染みなどが無いんです。
---科学館さんは、地下の展示スペースも、とても面白いですよね?
地下の展示スペースは、生活に関わる、身近な科学を体験してもらいたいという事で、
エネルギー・交通・通信・災害・健康の科学という、5つのテーマに分かれているんです。
ただ、見て終わりではなく、自分達で体を動かして、実際に自分の体で科学を体験してもらっています。50前後の展示物があります。
---科学館さんで、特に気を配られているところなどはございますか?
当館は、非常に地元に密着した科学館で、外から遠くから、新しく人が頻繁に見えられるというよりは、近くの子ども達が毎日でも遊びに来られるような、そんな科学館なんです。
内容がマンネリ化すると、子ども達が飽きてしまいますので、
こまめにこまめに、色々な企画物をやったり、職員達で、展示物を作ったりと、
常にどこかが変わっているように心がけていますね。
---科学館さんのモットーなどはございますか?
私が4年間働いている上では、「科学って楽しいものなんだ!」と言う事を、
感じて欲しいと思っております。
あまり、勉強勉強したものを押し付けるのではなくて、あくまでも、ここでは、
驚きでしたり、科学に興味を持つきっかけさえ与えてあげられれば。と思っているんです。
実際に興味を持っていただければ、興味を持った子どもは自分から勉強するものですから、
楽しく、きっかけを感じていただければと思います。
---科学館さんのユーザー層というのは、どういったものなのでしょう?
やはり、小学生と、そのお母様ですね!
そして、入館料が無料ですので、こういった夏休みの土日には、
千人以上来られる事もあるんですよ。
---利用者からの嬉しい声というものはございますか?
声ではないのですが、非常にリピーターが多いんです。
例えば、科学教室を企画して、毎回月に1・2回開くのですが、
何度も何度も、子ども達が飽きずに来てくれるんです。
それが、とても嬉しいですね!
----区民の方へのメッセージをお願いいたします!
夏休み中は、毎日イベントをやっているので、ぜひぜひ遊びに来て下さいね!
---ありがとうございます!
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