
幅広い世代の方が手を取り合い地域で支え合う機会を持とうと言う試みです。
○おたがいさまネットワークとは、どのような組織でしょうか?
どのよう目的で「おたがいさまネットワーク」を立ち上げようとしたのでしょうか?
地域には困ったときには「おたがいさま」といって、手助けをしてくれる善意の方々がたくさん住んでおります。そういう方々の思いをつなげて、「豊かな支えあいの地域づくりが出来たらな」そんな思いから、板橋区社会福祉協議会、おとしより相談センターの協力のもと清水町近隣地域住民の参加で平成21年4月に発会しました。
地域の高齢者の方と志村健康福祉センターさんと一緒に「介護予防」の名目で、地域で末永く暮らせるようにという目的で「どっこいしょ」という地域の高齢者の人の集いを10年前に始めました。
スタートした頃は「どっこいしょ」のような取り組みはまだあまり周りになかったんです。
志村健康福祉センターさんと私どもボランティアが一緒に力を合わせてやりましょうと高齢者の集いを月に一度行うようにしました。
その後10年が経ち、地域の中にひとり暮らしの方や足腰が弱り外出が困難になる方が増え始めて来ました。そのような方たちをそのままにしておいていいのだろうか?と感じ、ごく狭い場の取り組みとしてではなく、広く近隣地域での取り組みが出来たならいいなと思ったんです。
社会福祉協議会の取り組みと一緒になって清水町近隣地域の活動にしようということになり、まず自分の地元である清水町睦町会に掛け合ってみましたところ、町会長さんはとても元気で取り組みの盛んな方ですので、「では、地域全体の取り組みとして有志でやりましょう!」快くご承諾を頂きました。
それが「おたがいさまネットワーク」を設立する運びになったんです。
「どっこいしょ」は高齢者の方に限っておりますが、「おたがいさまネットワーク」は、防災面でしたり高齢の方でしたり障害を持たれている方や小さいお子様をはじめとした、幅広い世代と範囲の方をテーマにした取り組みです。
幅広い世代の方が手を取り合い地域で支え合う機会を持とうと言う試みです。
○「おたがいさまネットワーク」の活動を通してどのような感想を持たれましたか?
毎月の定例会の他に、昨年度は、おとしより保健福祉センターと共催で「認知症」は地域で取り組む共通な課題であることから「認知症サポーター養成講座」。防災をテーマにした「災害に強い地域づくりをすすめる講習会」。講習会をとおし、近隣の日頃の助け合いの結果が防災に繋がることを学び「 防災まち歩き」を実施ました。
最初は、この会を地域に認知していただく事に多少苦労しました。
地域の事を何も知らない人が、突然ぱっと活動をしても地域の方にはなかなかご理解が得られないものです。
「どっこいしょ」を10年間行い地域の方々にご理解とご認知をいただいていた事がやはり大きかったです。
地域の方に知っていただき受け入れてもらえませんと、一体何を活動しているのかなかなか理解されにくいと思うんです。
「おたがいさまネットワーク」は地域の方の認知と信用を得られないと広がってはいかない取り組みですので、その点には非常に気を使いました。
地域の開業医の先生や、地元の教育関係者など幅広い組織や団体の方々にご理解とご協力をいただいているところに活動が成立している要因があると思います。
○加藤さんから見た清水町の印象はいかがですか?
新しいマンション等が建設されない地区として、古くから住まわれている地元の方が多い地区です。
私も清水町に住んで35年になりますが、ここ1〜2年で大きなマンション等が建設され始めまして、新しい住人の方が増えて来ております。
それと、子どもの数や若い人の数が非常に少なくなりましたね。
地域の小中学校に通う子どもの数は今では非常に少なくなったようです。
○これからの取り組みはどのようになっていかれるのでしょうか?
今年度は色々なところと交流をして地域の活動をして行きたいですね。
様々な方との交流や会話を通して色々な方面にネットワークを広げていきたいと思っています。
ボランティアフェスタに参加して、団体の取り組みの中に入れていただいたり、「ふれあいまつり」にも会として参加もしました。
蓮沼にある国際視覚障害者援護協会とも交流しております。
昨年度に「認知症サポート養成講座」を開いたところ大きな反響をいただきましたので、今後はそれを踏まえた取り組みもして行こうと考えております。
児童館や各種学校や外国留学生を交えたイベントを行う事も考えております。
○清水町のネットワークから外の地域へと取り組みが広がって行くのでしょうか?
将来的には、いろいろな地域と有機的につながっていければいいと思っていますが、わたくしたちの力の及ぶ範囲は限られています。
小地域活動として清水町近隣地域での取り組みが主になると思います。
地域の開業医の先生や、地元の教育関係者など幅広い組織や団体の方々にご理解とご協力をいただいているところに活動が成立している要因があると思います。
地域の善意の方々の気持ちをつなぐ場所として、善意の気持ちだけで終わらない活動の場所を提供できればと思っています。
○最後にいたばし区民の方に一言お願いします。
私は、みなさん良いひとばかりが沢山いるんだな。何か困った時には「おたがいさま」と手伝って下さる方が沢山いるんだ。と思っております。
しかし、何をどう困っているのかを具体的に相手に伝えていかなければ、お手伝いのしようもないと思っています。
具体的に何にどう困っている人がいるのかを伝えることができて、お手伝いできる。
地域の善意の方々の気持ちをつなぐ場所として、善意の気持ちだけで終わらない活動の場所を提供できればと思っています。
それを実践して行く事で、形が出来上がって行くのだと感じています。
これからも私どもの活動の応援をよろしくお願い致します。
○ありがとうございました。 |