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板橋な店
MARSEYBEAT マージービート

聴けばすぐに分かる、その音の素晴らしさ。レコードを後に世代に残したいと言う想い。
仲宿の交差点のすぐ傍に、音楽一筋で生きて来られた店長さんの経営する、
素敵なレコード屋さんがあるんです。
良い音楽を、知ってもらうために。レコードの良さを、多くの人に残して行きたくて・・・
店長さんの、レコードへの愛情溢れるインタビューを収録してまいりました。

大原 廣司さん
店主の大原廣司さん


 
昔の良い曲を、様々な年代の方に、
バー

店内風景---店長さんが、レコードのお店を出されようとされた動機とは何でしょうか?

理由は、3つあるんです。元々、私は、
音楽業界で長く生きてきた人間なんです。
レコードを卸す会社に、30年以上勤めていました。
その間に、レコードはCDへと変わってしまったのですが、
レコード好きは変わらず、プライベートでも、
ずっと集めていたんです。
それが溜まり過ぎてしまったという背景があります。
1つ目の動機として、体が動く元気な内に、
レコード屋をやってみたいと言う願望ですね。
2つ目として、
今、音楽はCDに切り替わってしまいましたが、
CDって、レコードと違って、使い捨てに近いところもございますよね?
聴いてダウンロードしたら、もう終わり。と言うような。
昔、音楽をレコードで聴いていた頃、レコードと言うものは、とても高価なものだったんです。
50代、60代の方だと、レコードを聴いて捨てると言うのは、あり得ない事だと思うんです。
時代の流れの中で、レコードを処分されたり、捨ててしまったりする事は、
しょうがない事だと思うのですが、ちょっと忍びないな、と、感じているんです。
後の世代に、この、アナログレコードの存在を、伝えて行きたい。
と、強く感じているんです。
あと、単純で力強い理由として、昔の良い曲を、様々な年代の方に、
聴いてもらいたいんですね!

---開店にあたって、苦労された事などは、ございますか?
プライスカード作りに、非常に苦労しましたね。
何千枚と言うレコードに、一品一品、全てのレコード盤の状態を確かめました。
音を再生チェックして、
盤質のレベル・アーティスト名・タイトル名・レコード番号・値段を記入した札を付ける。
この作業が、とても大変でした。時間がかかりましたね。
アルバイトと2人で1ヶ月半かかりました。

ビートルズを中心とした、60年代のロックが、メインなんです。
バー

---お店のコンセプトについて、意図されたイメージ等はございますでしょうか?
ビートルズのレコードの棚
ビートルズを中心とした、60年代のロックが、
メインなんです。
後は、60年代のグループサウンズを中心とした、
邦楽と歌謡曲があります。

---店名の「マージー・ビート」と言うのは、 どこから来たのでしょうか?
リバプールと言う街が、イギリスにあるのですが、
そこに、マージー川と言う川が流れているんです。
60年代、その川の周りで、たくさんのロックバンドが生まれたんですね。
ビートルズなども、その流れですね。
その一連の音楽のムーブメントを、「リバプールサウンド」と呼んでみたり、
マージー川の名を取り、「マージー・ビート」と言ったりしたんです。
「リバプールサウンド」の言葉の方が、広く国内に広まりましたが、
コアなファンは、「マージー・ビート」と聞いた瞬間に、ぱっと、その一連のムーブメントが、思い浮かぶんです。
60年代のレコードが好きな方は、100人いらっしゃったら、99人までが、
「マージー・ビート」と言う店名だよ。と、聞いた瞬間に、
「あ!60年代のロック中心の店なんだな!」と、思われると思います。

どれも、思い入れのあるレコードばかりなんです。
バー

ビートルズのファーストアルバム---店長さんの、思い入れのあるレコードとは、どれでしょう?

大学を出ましてから、ずっと音楽業界に居て、
レコードに携わって来ましたので、
どれも、思い入れのあるレコードばかりなんです。
全部と言いたいところですが、
どれか一枚と言われましたら、
ビートルズのファーストアルバムですね!
これが、全てのスタートでしたね!

---売れ筋の商品は御座いますでしょうか?
当店は、今までに、これと言った宣伝はしていないので、お客さんと言うと、仲宿を歩かれる方達なんですね。
店名が「マージー・ビート」ですので、売れ筋は当然、ロックかな?
と、思いましたら、フランク・シナトラですとか、ナット・キング・コールですとか、
映画音楽でしたり、こちらとしては、予測していなかったものが売れていますね。

---お客様は、どういった層の方が見えられるのでしょうか?
お客様の7割から8割が、50代の男性ですね。
最も若い方で、20代後半の方、上の方で、60代後半の方ですね。

あらためて、もう一度、昔の音楽とアナログの良さを知って、楽しんでいただきたいですね!
バー

---お客様に言っていただいて、嬉しかった言葉などはございますか?

それは、本当にやっていて良かったなと、思っている事があるんです。
コンセプトは、昭和40年代のレコード屋さんの再現なのですが、
お客様から、「まるで新品のようですね!」と、よく言っていただけるんです。
あと、「とても信頼出来る、商品の状態ですね!」とも、言っていただけています。
自分が、30年間、レコードを集めてきて、中古屋さんで購入してみたら、
コメントに書かれていないにも拘らず、針トビする事もあり、
残念な思いをしたという経験が、何回もあるんです。
そう言う体験を、当店で買って行かれるお客様には、していただきたくないんですね。

---今後のお店の展開について、抱負などが御座いましたら、お願いします。
まだ、オープンして間もないので、当面は、2号店が出せるように、
頑張って行店内風景きたいと思います。

---最後に、区民の方や、レコードファンの方に、
一言メッセージをお願いします!

昔の音楽にも、非常に良い音楽はたくさんあったんですね。
あらためて、もう一度、昔の音楽とアナログの良さを知って、楽しんでいただきたいですね!

---ありがとうございます!



MARSEYBEAT マージービート

※2009年に閉店しました。

MARSEYBEAT
マージー・ビート

【店舗情報】
USED RECORD・GOODS・BOOKS 
買取・販売

【営業時間】
AM11:00〜PM8:00

【定休日】
水曜日・第1・3火曜日

〒173-0005
板橋区仲宿39-1-102
TEL・FAX 03-3964-3535

【お店のHP】
http://www.mersey-beat.jp/

【店舗地図】

       


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