・・・新しい店のようですが、オープンはいつですか?
3ヶ月前の、3月6日にオープンしました。
・・・木目調をベースに落ち着いた雰囲気のお店ですが、こだわりとかありますか?
普通、中華料理といえば赤のイメージがあるのですが、
こてこての中華のイメージはいやだったことと、
時間の流れも忘れて、くつろいで食べていただきたいという思いから、
このような内装にしました。
・・・開店の経緯からお聞かせください。
二人とも20歳から10年間、銀座の三笠会館の中華料理部門に勤務をしていたのですが、
調理人としてやはり自分の店を持ちたいじゃないですか。
やはり30歳が境だと思うんですよ。
自分の料理を追及していきたい。という気持ちが強く思いきりました。
・・・どうして、この場所になったんですか?駅からちょっと遠いですし・・・
住宅地でも静かなところでもいいから、自分たちのしっかりとした料理をやれる場所という思いがあり、メインの路線、一等地、繁華街ではなく、ローカルな路線の落ち着いた所を前提で、自分たちの目でみた気になる町ということで探しました。
店を探すとなると全くの素人で、埼玉・千葉・東京を結構探し歩きました。
三田線の蓮根という場所が気になり、駅前の不動産でこの店が目に止まり。
駅からは遠いですし、場所的にも目立たないところですが、ここでやって見ようと決めました。
・・・中国料理の道に入られたきっかけは?
加藤さん:もともと料理に興味があり、専門学校入学時は和食を志しましたが、実際の現場はイメージと違っていて、2年次に枠に捕らわれない豪快さと、繊細さを兼ね備える中国料理に魅了され進みました。
小井土さん:学生時代中華料理店でアルバイトしていたことと、父親が料理人だったので、
父親の姿を見て育ち、小さい頃から料理人になりたいと思っていました。
中華の暖かさと、思い切りの良さに心を奪われました。
・・・舞笑という店の名前ですが、どのようにしてつけたのですか?
よくお客様に聞かれるのですが、このお店を訪れた方が、驚きやうれしさ、感動で笑いが絶えない。つまり、笑が舞うように、笑顔が舞うように、そんな店にしたいという思いで決めました。
・・・普通は中華料理とつけると思うのですが、中国料理としたのは
街の中華料理とは一線を画したい。
自分たちの今まで培ってきた経験を表現したい。
街の人たちに中華料理と中国料理は違うんだということを
分かってもらいたい、知ってもらいたいという思いで中国料理としました。
・・・ここに来ると本格的な中国料理を食べることができるんですね。
調味料から手作りですし、本格的な料理が楽しめると思います。
・・・料理を作るうえで、こだわっている事とかはありますか?
米は新潟米を使用しております。
調味料など、今は出来上がっているものが売られているのが多いですが、
舞笑では辣油や甜麺醤など、一般的なものからサンショ油や葱油など僕たちの手作りです。
・・・お客様の反応などはどうですか?
お一人様のお客様が多いのにはびっくりしました。
昼夜問わず多いですね。
ご家族連れのお客様にも、「おいしいよ。」「周りにこんな店ないから出来てよかった。」
とおっしゃってくれたり、「おいしかったので、お友達とか親戚の方とまた今度絶対来ますね。」と、おっしゃっていただきました。本当にうれしいです。
中国料理という店がめずらしいのか?
店の前を通り過ぎる方たちは、結構立ち止まって見るんです。
自転車で通りかかり、店の前でぴたっと止まって、中を見渡す方もいらっしゃいます。
気にはなっているんだけれも、入ることにためらっている方が多いですね。(笑い)
PRとか宣伝など一切していなかったので、お客様の入りは今ひとつで、
まだまだ、お客さまに浸透していないという感はあります。
もっと、気軽に入っていただけるといいのですが・・・
・・・これからの夢や目標などをお聞かせ下さい。
お客様の笑顔が絶えない店になるよう、おいしい料理を作っていき、常に予約が入って、宴会で賑わっている活気がある店になればいいなーと思っています。
・・・恒例ですが、最後に区民の方に一言お願いします。
駅からちょっと遠いし、駐車場もないんですが、
私たちの作る料理、店の雰囲気を味わってもらえたら幸いです。
まだまだ、出来たばかりで何かとご迷惑をおかけするかもしれませんが、精一杯頑張ってまいりますので、是非一度、舞笑の中国料理を食べにいらしてください。
・・・ありがとうございました。