 ---ピアノとのお付き合いは、おいくつの時から？
生まれた時から、傍にピアノがありました。
家族が、みんな音楽好きなんです。
母も祖母も叔母も、音楽に携わっているんです。
そういう環境でしたので、ピアノに触ったのは、立てるようになる前から、
多分触っていました。（笑）楽譜が読めないながらも、鍵盤に触っていました。（笑）
---ピアノを習い始めたのは、いつからなのでしょうか？
私は、歌が大好きで、好きな歌のメロディーを２歳か３歳かあたりで、弾いていました。
ある日、突然、「小犬のワルツ」が弾きたいと言い出してしまったんです。
そのためには、ドレミが分かったり、読めないと弾けませんよね？
そこで、祖母に、手ほどきをしてもらいました。
基礎と言いますか、当たり前の事をして歩み始めたのが、五歳の時です。
---小さい頃の佐野さんは、どんな子どもだったのでしょう？
小さい頃から、何でも自分でやりたい子どもだったんです。
とにかく元気で、明るい子どもでした！
何にでも挑戦していました。絵を描くのも、運動をするのも、本も・・・
やり始めたら、ずっとその物事に没頭していました。
志村第六小学校で、合唱団にも入りましたし、
鼓笛隊でも、フルート、トランペット、小太鼓をやっていました。
昼休みに、ドラムも叩けたのですが、それには、免許が必要だったんですね。
もう、叩きたくて叩きたくて、家でも、クッションを相手に、ばちを買って、猛烈に練習していました。（笑）
---しかし、その間にも、ピアノは続けられていたんですよね？
はい。ピアノを本格的にやろうと思ったのは、小学５年生の時です。
それまでは、好きでやっていたのですが、コンサートや、色々なピアノ演奏に触れるにつれて、もっと、深く追求して行きたいな。と、思い始めたんです。
そこで、本格的に先生に付きました。
---ピアノにまつわ る、エピソードや、何か辛い事などがありましたらお願いします。
小さい頃から、好きでやっていたので、
本格的にやり始めてからも特につらいという経験はないんです。
現在、東京芸術大学付属高等学校に入って、
周りの仲間達や先生方から、とても良い刺激を受け、
厳しさの中にも楽しさを見出して、やっています。
---生まれも育ちも板橋なのでしょうか？
はい！板橋の日大病院で産まれたんです。稚竹幼稚園に入り、小学校は志村第六小学校で、
中学校は志村第三中学校なんです。
生まれてからずっと板橋なので、板橋の全てが大好きですね！
特に、長い期間を過ごした小・中学校は、今も思い出で一杯ですね！
それと、文化会館はコンサートもさせていただきましたし、
幼い頃から色々なコンサートも聴きに行きましたので、思い出深いです。
---練習時間はどれ程なのでしょうか？
平日と休日でとても差があります。平日は、学校が遅くまでありますので、
帰宅してから３〜４時間の練習が限界です。
休日は、一日中弾いている事もあります。
しかし、弾く事だけが勉強ではないんですよね。
調べ物をしたり、他の人の演奏を聴いたりする事もとても大切だと思っています。
---とても音色が美しいと感じたのですが、何か秘訣があるのでしょうか？
そう言っていただけると、とても嬉しいです。
やはり、“音を良く聴きながら歌う”と言う事をとても大事にしています。
また、心から、こういう音楽にしたい！という、強い思いも持って演奏しています。
 ---ステージに立つ時に大切にされている事などはありますか？
聴いてくださる方々に、感謝の気持ちを持つ事と、
いかなる時でも、ベストコンディションで向かえるように努めています。
---コンサートでのエピソードなどがありましたらお願いします。
これは失敗談なのですが、４月の初めてのリサイタルの出番前、
パワーを蓄えなくちゃと思って、差し入れのお菓子やお弁当をたくさん食べすぎちゃいました。
今度は、嬉しい事なのですが、
妙高市で、「親子で楽しむコンサート」というコンサートがあり、
弾かせていただいたんですね。
下は０歳から、本当に小さい子ども達が、雨にも係わらず来て下さり、
踊ったり跳ねたり、全身で音楽を感じて下さるんですよ！
曲目の合間に、小さい子が花束を持って来て下さったりして、本当に楽しかったですね！
その他にも、同年代の方の前で演奏する機会を持てているんです。
今年の２月に志村第三中学校で、音楽鑑賞教室として時間をとっていただき、演奏させていただきました。
その時の感想で、「年齢の近い私が頑張っている姿を見て、とても刺激を受けた。自分も何かに打ち込みたいと思った。」等の感想を多数いただき、
つたないながらも、ピアノを弾いていてよかったな！と、強く思いました。
また１１月にも、志村第三中学校の文化祭の中で演奏させていただく予定になっています。
---今後の活動の目標がありましたら。
どんどん色々な曲を勉強をして行きたいですね！星の数ほど曲はありますから！
今は、バロックから近現代まで幅広く挑戦したいと考えています。
そして、聴衆の方に心から楽しんで感動していただける
ピアニストになりたいと思っています。
またピアノと言う枠を超えて、大きな人間性を持ちたいと願っています。
---区民の方に一言メッセージをお願いします！
これから先、長い道を歩みますが、頑張りますので、応援をよろしくお願いします！
またコンサートがありましたら、是非聴きにいらして下さい！
---ありがとうございます！ |
