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板橋な人
盒串宗覆△ら)さん
陶芸を一生の趣味として楽しんでもらいたい。
会社を辞めて陶芸の世界に入り、陶芸教室を開いて12年。
陶芸の魅力と楽しさを、武蔵野陶芸塾主宰する盒串宗覆△ら)さんにお話を伺いました。
盒串宗覆△ら)さん
盒串宗覆△ら)さん


若い頃から陶芸を見るのが好きだったんです。

○陶芸との出逢い、教室を始められたきっかけからお聞かせ下さい。
私は、25歳のとき北区で歯科技工の会社を興し、昭和51年44歳のときに板橋区のこの地に移って来ました。
そして平成6年、60歳を機に会社を後輩に譲り引退するまで、歯科技工と歯科材料の販売を仕事としておりました。
元歯科技工士で、第1回の国家試験で免許を貰ったこの道の草分けの一人です。

16歳のときに、岡山県北部のある陶器店でアルバイトをしたのが縁で焼物に興味を持ち、それから安いぐいのみなどを買い集めたりしていましたが、その頃には将来陶芸教室を開く事になるなどとは夢にも思っていませんでした。

40歳ぐらいには、ヘビースモーカーでしたが、医師の指導により禁煙しました。
すると、「食べ物は美味しい」「酒も旨い」・・・、
こんな素晴らしい世界があろうとは思っても見なかったんです。(笑)
この素晴らしさを世に広めたいと思い、自分の禁煙の経験を人に語ることにしました。
そして「5日でたばこがやめられる会」の副会長などの活動をライフワークとして来ました。

○陶芸とは全く縁の無い世界で生活してらっしゃったのですね。陶芸教室はどの様にして始められたのですか?
若い頃から陶芸を見るのが好きだったんです。
都内の陶芸教室やカルチャースクールなどに顔を出し、少しは陶芸を経験していました。
その中に「日本作陶学院」という教室があり、なぜかそれが気に入って、会社引退後は一ヶ月8回のペースでのめり込んでいました。
その教室に講師として、永車閑童子先生という人がいて、その人から多くの影響を受け、遂にはその先生の薦めで教室を開くことになったのです。

それと、禁煙指導を通してボランティア活動をしていたのですが、
その中に区内の施設でロクロの実演をするときがあり、
その度に手伝って貰った若い女性(日本作陶学院の会員)の強い後押しがあったことも、教室開設を決心する大きな力になりました。
その結果、自社ビルの3階に約30坪の教室を開くことになったのです。

○高橋さんにとっての陶芸の魅力や楽しさはどのようなところですか?
陶芸の魅力は、何と言っても無心になれることです。
ロクロに向かっているときには、何も考えません。
本当に心が癒されます。
そして陶芸の楽しさと言えば、まず、作品を作る楽しさが第一にあります。
第二には、使う楽しさがあります。
作品を使う事により、次の作品の工夫をする楽しさが加わります。
第三には、人に差し上げて喜んで頂く楽しさです。
また、他人の作品を見る楽しさも倍加されます。
そのどれを取っても、このように楽しいものはほかにはありません。
私は、本当に陶芸と出会って幸せだと感謝しているのです。

この教室には理解して頂きたい理念があります。


○今、一番の関心事などありましたらお聞かせ下さい。

若い頃からあまり病気を知らなかったのですが、70を過ぎてから少し調子を崩し、最近は教室を休む日が続きました。多くの方に迷惑をかけしました。
多くの会員さんには理解を頂き、変らぬ支援を頂いていますが、
多少の会員の減少は止むを得ないことなんですが、目下の急務は会員数の回復です。
それと、健康の維持こそ健全な教室の源であると思っているので、もう病気はしないぞという固い決心です。

○健康が第一ですね。ほかには有りますか?
また、この教室には理解して頂きたい理念があります。
第一に、陶芸を一生の趣味として楽しんでもらいたい。ということです。
陶芸の奥の深さに気がついて頂きたいのです。
ちょこっと体験して「私は陶芸をやりました」と吹聴してほしくないのです。
第ニに、粘土は地球の一部です。人間の歴史より古い地球の原点です。
土の前では敬虔になってほしいのです。
陶芸では土が主人様なのです。
第三に、基礎を大切にして貰いたいことです。これは言うまでもありません。

○この教室は自社ビルなので経費が少なくて経営的には楽ですね?
教室の建物は、私が創業した「技興社」という会社の所有物です。
ですから、このような贅沢な広さの教室が実現しました。
また、私が健康でいる限り人件費がかかりません。
その分会員さんに充分な還元が出来ると自負しています。

○生徒さんは何名ぐらいいらっしゃるのですか?
大分減って25名くらいです。
中には全国的なコンテストに入選したプロ以上の方や、私より陶芸歴が長いベテランさんもいらっしゃいます。
また、板橋区内に限らず、埼玉県、神奈川県、千葉県などから来られる方もいらっしゃいます。
しかし、一番多いのは地域の主婦の方で月2回のコースが人気です。
初心者の方が、次第に基礎を身につけて、遂には自由に自分を表現できるように成長していくのを見るのは最高の喜びです。

好きなことをやって感謝される。こんな嬉しいことが他に有るとは思えません。


○教室をやっていて嬉しかったことなどありますか?

何と言っても自分の居場所がしっかりとここに有ることです。
教室が終わった後、生徒さんがありがとうといって帰られるんですね。
好きなことをやって感謝される。こんな嬉しいことが他に有るとは思えません。
体が続く限り、会員さんが1人でもいる限りは続けて行きたいと思っています。

○最後にいたばし区民の方へ一言お願いします。
私は、現役中は本当に仕事人間でした。
仕事の為には自分の楽しみなど考えもしませんでした。
「焼きもの好き」という一粒の種があったお陰で今日の私があります。
特に男性は、仕事を離れると、抜け殻のようになり易いので、
そうならない為の「一粒の種」を今から蒔いておいて頂きたいと思っています。
種は一粒でも芽を出し、葉が育ち、自分の居場所を作ってくれます。
第二の人生も楽しく過ごしていただけるよう、お祈りしております。

○ありがとうございました。

プロフィール

武蔵野陶芸塾

【住所】
板橋区高島平9-28-7 3F

【電話】
03-5399-0313 

【FAX】
03-3907-3844

【URL】
http://www.nona.dti.ne.jp/~tougei/

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