中に入って悪を倒していました。（笑い）
 ○アクションの世界に入られたきっかけからお話下さい。
僕は、大阪出身なんですけど、高校生のときアルバイト雑誌で、“遊園地で人形に入って子どもたちに風船を配りましょう”という内容の募集があったんです。
その当時、１６歳からＯＫのバイトってなかなかなかったんですよ。それで友だちと一緒に面接を受けに行ったんです。
事務所に、仮面ライダーやゴレンジャーの写真が張ってあって、君たちＯＫだから、仮面ライダーの動きなどの練習をしてもらうからね、と言われて中に入ったのが最初です。
それから、多少の紆余曲折はありましたが、ず〜っと、この世界にお世話になっています。
 ○体を動かす事とか、ヒーローものなどに興味はあったのですか？
スポーツはサッカーをやっていましたが、アクションなどにはほとんど興味はなかったんです。
たまたま、アルバイト雑誌で応募したのがきっかけですから、あの応募がなかったら、また、採用されなかったら、この道には入っていなかったと思います。
本当に、出会いとは不思議ですね。
○仮面ライダーとか、ゴレンジャーになられているんですよね。
そうですね、中に入って悪を倒していました。（笑い）
仮面ライダーや戦隊番組よりも、ここ６年間は、ディズニーが配給している「パワーレンジャー」をメインで活動していました。
ニュージーランドで撮影していたので、ニュージーランドと日本を行ったり来たりの生活をしていました。
子どもたちが、テレビの前で嬉々として喜んで、ヒーローのまねをしている姿を思い浮かべるとたまらないですね。
 ○スーツアクターの楽しさや喜びはどのようなところでしょう？
僕は子どもが好きなので、子ども番組といわれている作品の中に入って、やることをメインにしたいんです。子どもが見て喜び・楽しめる作品作りに携わりたいと思っているんです。
子どもたちが、テレビの前で嬉々として喜んで、ヒーローのまねをしている姿を思い浮かべるとたまらないですね。
子どもの喜んでいる笑顔が見たいんです。それを見たいがためにやっていると言ってもいいかも知れませんね。
○中に入って演技をする難しさはどうですか？
視界が悪いと言うことが第一ですね、上下左右の視界が悪いので、感覚でやらないといけない事が多いですし、
息がしずらいので苦しいですね。暑いですし、過酷ですよ。
○怪我なども多いのではないですか？
そうですね、多いですよ。中に入って演技、それもアクションですから・・・。
僕も靭帯を切ったりして両肘が伸びなくなっています。
もっと、地元の方たちに利用して頂ければいいなと思っています。
 ○スタジオＢＯＳについてお聞かせ下さい。
「Built On Some-wish（ビルト・オン・サムウイッシュ）」の略です。
造語に近いのですが、“色々な想いが一つの目標に向かって創り上げる”という意味で、２００４年にアクションチームＢＯＳを仲間と作りました。
２００９年の５月にパワーレンジャーの番組が終わって、帰国し、これからどうして行こうか？と仲間と話し合ったんです。
まず最初に、自分たちの練習できるスタジオを持とうということになり、スタジオ探しを始めました。
最初は、他の場所に候補がありまして、契約寸前までいっていたんですが、たまたま、メンバーの一人がネットでこんな物件が有るよと見つけまして、見に行くだけ見に行ってみようということで見に来たのが、この物件だったんです。
天井が高い物件というのはなかなか無いんですよ。ですがこのスタジオは、天井が高いし、広さもちょうどいい感じですし、これだということで気に入って借りることにしました。
オーナーさんもすごく理解のある方で、このスタジオを借りることが出来きました。
見に行ったのは3件目ですので、本当にラッキーでした。
 そして、スタジオが出来たら、自分たちの練習だけではもったいないねということになり、自分たちの持っている技術を使って、何か出来ないかと考えたんです。
そして、パンプレットやネットでも紹介しているのですが、バック転教室や殺陣教室など、を開設しました。
地元の方たちに気軽に利用して頂きたいと思っています。
○反応はどうですか？
２月から新聞折込などでチラシをまいたりしているのですが、まだまだ地元の方の反応は少ないですね。知り合いのスタントマンや、アクションを仕事にしている人たちに利用しに来ていただいています。
もっと、地元の方たちに利用して頂ければいいなと思っています。
 ○教室の内容をお聞かせ下さい。
子供向けの、『キッズバック転クラブ』、『キッズダンス教室』
ご年配向けの、『健康体操教室』、『時代殺陣教室』
女性向けの、『健康リズムダイエット』
一般大人向けの、『バック転クラブ』、『アクションスクール』
日本初の教室 『エクストリーム・マーシャルアーツ』
などの教室を準備しています。
全てプロの先生方にお願いしていますので、安心していただけると思います。
お子さんたちは、学校から帰ってからの夕方の時間帯を利用しての教室になっていますし、殺陣教室は50歳以上の方向けですが、殺陣を身につけて時代劇俳優になりきりながら、お子さんやお友達の前で発表できるようになっていただきたいと思っています。
 初心者からプロ、子どもからお年寄りまで、健康のための体を動かすちょっと変わった教室になっていると思っていますよ。
スタジオの床は、体操競技の床と同じウレタン素材で作っていますので、安心して運動できます。
このスタジオは、自分たちで作ったのですが、地元の材木店や工務店の方たちにスタジオを作る話をすると、とても親切にしてくださって、材料の値段も驚くぐらいの低価格で提供していただきました。
忘れかけられている人情味に溢れた地域なんだなと思い、嬉かったですね。
ここに、スタジオを作ることが出来て本当に良かったと思っています。
ここに集う人たちが、健康で元気！そして笑顔！そんなスタジオＢＯＳになっていきたいと思っています。
○今後の活動の展望、抱負などなどをお聞かせください。
地元の方に教室に来ていただいて、健康になっていただきたいし、僕らもこの場所に根を張って活動していきたいと考えています。
僕らもスタントという仕事を持っていますので、その合間を縫いながら色々な形で地元の催しなどにも参加して行きたいとも思っていまし、
少しでも健康で楽しく生活できる力になれればいいなと思っています。
 ○最後に恒例のいたばし区民の方にひと言お願いします。
板橋のなかで、僕らのようなチームは無いと思うんです。
縁があって、この場所に活動拠点を設けてまだまだ日が浅いですが、ここに集う人たちが、健康で元気！そして笑顔！そんなスタジオＢＯＳになっていきたいですね。
見学は自由ですので、お気軽に遊びに来ていただければ嬉しいです。
一緒に体を動かしませんか！
○ありがとうございました。 |
