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板橋な店
そば処 もとはし

蕎麦の質を落とさないで、毎日いいものをお客様に出し続ける。


新高島平に店を出して20年、材量と手打ちにこだわり、そばなら「もとはし」と言われる、「蕎麦処もとはし」のおかみさん、本橋玲子さんにお話を伺いました。
本橋玲子さん
本橋玲子さん

お客様には、美味しい蕎麦を召し上がって頂きたい。

○お店を出されて何年ぐらいですか?
平成元年からですから、21年になります。

○どうして新高島平だったのですか?
主人の父がこの場所で、駐車場をやっていたんです。
当然のように、店を出すならこの場所だったんですね。

○どうして蕎麦屋だったのですか?
主人も主人の兄も蕎麦が好きで、二人とも蕎麦屋をやりたくて、それぞれ違う店で修行していたんです。
この店は、兄弟二人で始めたんですよ。

○落ち着いた雰囲気の店ですが、こだわり等あったのですか?
主人が勤めていた蕎麦屋の社員旅行が京都だったんです。京都では勉強のために割烹などに行っていたようなんですね。
それに影響されたと思うんですが、日本家屋の落ち着いたイメージを出していると思います。
窓を大きくとり、庭が眺められて、テーブルもゆったりと配置して、くつろげる雰囲気を出しています。
つくばいなどもそれとなく配置して、お客様がゆっくりと美味しい蕎麦を食べていただけるようにとは思っています。

蕎麦へのこだわりをお聞かせ下さい。
そば粉は、北海道産と茨城産の数種類の粉を麺の種類によって使い分けています。粉屋には、あーでもないこ—でもないと注文が多いですよ。粉が命ですからかなり気を配っています。
基本は2・8蕎麦で、毎日朝9時ごろから、開店の11時半過ぎまで打っています。蕎麦が足りなくなると途中でも打ちます。
季節や温度・湿度によって粉の配合や水の量などを決めているようで、これは経験と感が物を言っているようです。
麺の太さにも気を遣っていて、切った後、太いのや細すぎるのがあったときは、それを取り除いています。
お客様には、美味しい蕎麦を召し上がって頂きたいのでそうしています。

○私が見ていると全て同じ太さに見えるのですが、そうでもないんですね。
私が見ても、それぐらいだったらいいと思うものでもはじいています。
それでは駄目なんですね。(笑い)
つゆも、粉と同様に材量にこだわりを持って作っています。

常連さんも多くいて、中には毎日食べに来られる方もいらっしゃいます。

○蕎麦が何種類かあるようですが?
基本は、「せいろ」という白っぽい1ミリ程の細い麺です。ほのかな蕎麦の香りと舌触りとのどごしを楽しんで下さい。
黒っぽい太打ちの「田舎」は、蕎麦の香りと甘さを感じていただければと思います。
それに季節によって香りの良い材料を混ぜて打つ「変りそば」があります。
「変りそば」は、夏場は紫蘇の葉が練りこまれています。冬は柚子が入っています。香りと色を楽しんでいただければいいですね。
人気のメニューは、せいろ・田舎・変りそばの「三色もり」です。三つの蕎麦が味わえるので人気です。
お祝いや行事などには、蕎麦懐石もあります。
蕎麦を使った、そばみそ、揚げそば、そばの実とろろなどは、お酒の肴として喜ばれています。

○酒飲みにはたまりませんね。(笑)

○お客様としてはどのような方が多いですか?
普段の日は、近くで働いている方が多いですね。
年齢的には、少し高目だと思います。
休日は、家族連れや、赤塚を散策しての昼食にというお客様もいらっしゃいます。
常連さんも多くいて、中には毎日食べに来られる方もいらっしゃいますよ。
毎日で飽きないのかなとも思うのですが・・・(笑い)
地元を離れた方も、「もとはしの蕎麦を食べたくなって来た」とおっしゃって、食べにきてくれる方もいらっしゃいます。そんなお客様がいらっしゃったときは本当に嬉しいですね。
若い方も、結構いらっしゃいますよ。
中にはカメラを持って撮影しているお客様もいらっしゃいます。

○先ほどのお客様もカメラを持っていましたが・・・
そうですね。蕎麦の写真を撮っていました。自分のブログか何かに載せるんですかね?(笑い)

蕎麦の質を落とさないで、毎日いいものをお客様に出し続ける。

○今後の夢や目標などありましたらお聞かせ下さい。
店を大きくするとか、支店を出すとかは考えていないんです。
蕎麦の質を落とさないで、毎日いいものをお客様に出し続けることを考えています。
そうすることが、一番だと思っていますので・・・。

○最後に恒例のいたばし区民の方へ一言お願いします。
板橋区は住みやすい街が多いですし、この界隈は自然も多く残っています。
板橋区のはずれにあるお店ですが、近くにお寄りの際は是非お立ち寄り下さい。

○ありがとうございました。



蕎麦処 もとはし

【住所】
〒175-0082
東京都板橋区高島平4-30-13

【TEL】
03-5998-0787

【営業時間】
11:30〜20:00

【定休日】
月・第2・4日曜

【駐車場】
有(5台)

【アクセス】
都営三田線「新高島平」駅 徒歩3分 

【URL】
http://r.gnavi.co.jp/g172800/









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