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HOME >> バックナンバー >> [特集]『広報いたばしはこうしてつくられる』
広報いたばしはこうしてつくられる

毎週土曜日に発行される「広報いたばし」
一体どのような手順で作られているのでしょう?知っていますか?
広聴広報課広報グループに行って、製作行程など、お話を伺って来ました。

○広報いたばしは週1回発行ですよね。
ええ。基本的に毎週土曜日に発行しています。

○毎週土曜日に発行する為には、遡ると原稿集めからになると思うのですが、そのあたりから順を追って説明していただけますか。
まず、年度ごと、毎号毎号の締め切りを設ける事からスタートします。年間の大まかなスケジュールを作る作業ですね。
何号は、何月何日発行ですから、それまでに記事をお願いしますと言う事を、各部署に伝えます。
花火大会でしたり、区民まつりでしたり、一年の内の大きなイベント事が色々あるので、
年間調整として、毎年2月頃に各課を回ります。
広報の何月号のどのスペースに、どのくらいのスペースを割いて記事を掲載するのか、そう言った調整からスタートします。

○締め切りはどれくらい前になるのですか。
少し早い気もしているのですが、大体4週間前を締め切りにして、送ってもらっています。
原稿の締め切りが過ぎ、一定量原稿が集まりますと、
紙面を何ページにするのか。どのくらいの活字量で、どのくらいの数量、記事を一ページに組むのか。と言う、レイアウト調整に入るんです。
それを含めまして、締め切った後、編集会議と言うものを行います。
普通の大手の新聞社さんでは、毎日されている事だと思うのですが、規模は異なるものの、締め切りの2日後に行っています。
案として、「1面はこの記事で、8面はこの記事で行こう。」、「いや、いつも通りの構成で行こう。」など…、アイディアを出し合いながら、記事の割り振りを考えて、紙面のたたき台を作成して行くんです。

○原稿は手書きやワープロで下書きが送られてくるのですか?
今は、CMS(コンテンツマネジメントシステム)と言うソフトを使用しまして、パソコン上で文字を配置するのが主流になっており、そのCMSで作られた原稿が、データとして各部署から送られてきます。

○編集会議は、毎週行われているんですよね?
はい。広報の発行は毎週ですから、そう言う事になりますね。
23区の中でも、都内全体としましても、広報と言う形で区報を毎週発行しているのは、
板橋区だけなんです。
毎週発行と言う面から見ますと、制作スケジュールの詰まった職場なのかもしれませんね。
おそらく、全国を見てみましても、毎週発行しているのは、本当にわずかの自治体になると思います。
一桁台の数の自治体になるのではないでしょうか?

○他の区の方からは、え?板橋区って、毎週広報が出ているのと驚かれませんか?
ええ。そう言った声は良く聴ききますね。
私どもとしましては、出来るだけ多くの手元にある情報を、区民の皆様にお伝えして行ける様に努力する事が役割だと考えております。
板橋区は、かなり活発に行事や講演会などが行われておりますし、特に健康に関する行事は、盛んに数多くの取り組みが行われていますので、役所としては、毎週発行なのですが、誌面に載せる記事に困る事はないんです。
むしろ、載せるべき記事が多すぎて、翌週発行の誌面に回してもいいかどうか、各課の担当と調整して行く仕事が生まれるぐらいなんです。

○紙面への編集作業はどこで行っているのですか?
これも自治体によって違うと思いますが、
板橋区の場合は、平成11年から、DTP(デスクトップパブリッシング)と言う編集ソフトを使いまして、職員が自ら編集作成して行く流れになっています。
編集会議が終わった後に、1人ないし2人の職員が、各部署から送られてきた原稿を、編集ソフトを用いて、編集作成して行く作業に入ります。

その後、誤字脱字や、文章の作成ミスなどを見直していく、初校と呼ばれる校正作業に入ります。
それが終わりますと、記事を提出して頂いた、各課を回りまして、各課の方でも、記事の編集にミスや誤りが無いかどうか、校正してもらうんです。
その後も、記載されている電話番号に誤りが無いかどうかなどの校正作業を行います。
そして、最後にまた「青校(あおこう)」と呼ばれる最終的な校正作業を行うんです。
その最終の校正作業が終わりますと、印刷会社に原稿を送ります。
発行週の月曜日の午後には、印刷作業が始まり、輪転機が回り始めます。

○何名ぐらいの方で広報を作られているのですか?
今のところ、6名程の職員で作成しております。
後は、一昨年ぐらいから、派遣の方に専門的な作業をお願いしてもいます。
印刷以外は全て職員が手掛けている事になりますね。

○何曜日頃に、印刷が出来上がって来るのですか?
印刷は某新聞社にお願いしておりますので、20万部ぐらいの印刷はあっという間なんですね。大体翌日の火曜日には刷り上ってきます。
それから、区内の各所に配置する為の手配作業が始まります。その手配を木曜日頃までにしております。

○広報は新聞折り込み(朝日・産経・東京・日本経済・毎日・読売の日刊6紙)以外ですと、どのような所で手に入りますか?
区役所、区民事務所、地域センター、図書館、体育館などの区施設。
区の施設にはメール便がありますので、それに乗せて配布します。
区の施設以外には、都営地下鉄や東武東上線やJR板橋駅などには、スタンドを設置させていただいております。
後は、区内ファミリーマート(一部店舗を除く)、板橋サティ、ダイエー西台店、コモディイイダ、よしや、ライフの区内各店舗や病院などに置いていただいています。
その配布作業は、シルバー人材センターにお願いしております。
ご希望によっては、郵送による配布も行っています。郵便料金は、お客様のご負担となります。

○郵便局にも置いていますよね?
以前は、置いていただいていたのですが、民営化になりまして、有料化になったんです。それで現在は置いていません。

○発行部数は現在どれくらいなのですか?
発行部数は20万部ほどです。
新聞折り込は、現在6紙で取り扱っているのですが、約18万部ほどです。
新聞折り込の数は、現在、新聞を読まれている方が減って行っていますので、徐々に部数が減少しているのが現状です。

○区民の方へのメッセージ
これからも区民の皆様へ、より多くの有益な情報や記事を掲載して行きますので、
毎週土曜日発行の「広報いたばし」をよろしくお願いします。

○ありがとうございました!!







広報いたばし
毎週土曜日発行
配布先
新聞折り込み(朝日・産経・東京・日本経済・毎日・読売)
区の各施設、スーパー、コンビニ、鉄道区内各駅、等